Let's  cook  Thailand

まえがきへ戻る

私のたわごと・・・ その95 ('04.11.18)

タイの仏教的な習慣で「タンブン」と呼ばれるものがある。

日本語では「徳を積む行為を行うこと」とある。托鉢でお坊さんに物を差し上げることや、寺でお金を寄付したりする事を総合的にこう呼んでいる。

仏教寺院や仏教学校の私立的な建物を改修等する際、檀家や信者からいわゆる“お布施”を集める行為も、タイ人は“お布施”とは言わずに“積徳=タンブン”と呼んでいる。

誰かが、その“タンブン”をまとめて自らの寺などから依頼されると、その人は同じ会社内で働いている多くの従業員たちにも協力を要請する。

勿論断っても良いのではあるが、なにせ「お布施」ではなくて「積徳行為」なので、まず断ることは私の場合しない。一度のタンブン額は下が100バーツから、200バーツ、500バーツ、1,000バーツ、2,000バーツなどと設定されている場合が多く、1,000バーツ以上は檀家、協力依頼された立場のタイの人々は通常100バーツのタンブンを行っている。私の場合は、日本人という事もあって200か500バーツ依頼をされる事が多い。 

いくらタンブンされたかは、きちんとタンブン者名簿が作成されている。
タイ語名の間にポツンとローマ字で日本人の名前があるのはなんとも変な感じでもある。

トップへ戻る