Let's cook Thailand
   タイ北部へ… 旅行記&食事集 その9

'06年2月19日〜2月24日に旅行したタイ北部の写真です
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 5〜6日目  メーサロン
 メーサロンの街からは、付近の山々の素晴らしい眺めを望むことが出来る。 そして、その山々には、巨大で整然と並んでいる茶畑が各所に見える。  そんな茶畑群の中に一ヶ所だけ、変てこな建築物を持つ場所を発見し、行ってみた。

 ここは地元の人々に「ティーポット」と呼ばれている場所らしく、金銀の巨大なティーポットが3つ(うち、一つは建築中)、そしてこれまた巨大な獅子像と何とも言えない急須のモニュメントがあった。
 金のティーポットは中に入ることが出来、そこは茶の販売所となっていた。 アカ族の少女(?)が店員として働いており、ここは茶畑で働く人々の休憩所兼販売所なのだそうである。
 提供されるお茶はタダではあるが、私のような観光客に対しては、やはりお決まりのように「お茶のセールス」が始まる。
 「ティーポット」は、メーサロン観光地化の一環として建築されたそうで、山深い茶畑群の中にあるにしては、奇妙なほど整えられている。
 今まで2度ほど現国王の長男(皇太子殿下)もここを訪れているそうで、今年中には周辺道路や、未完成の建物も完成するとの事であった。

 全く関係のない話ではあるが、店番をしていたアカ族の女性、夜は近所にある「カラオケ屋」で働いているそうだ。
茶畑の中にある「ティーポット」
ティーポットの中 敷地内にあった、
急須のモニュメント(?)
ここら辺の山々は、巨大な茶畑が広がっている お花畑もあった
 この街に住む人々は、仏教徒が比較的少なく、キリスト教徒とイスラム教徒が多いように感じた。

 街中にある数少ないレストランの中で、イスラム料理専門店を発見し、入ってみた。
 他のレストランと「イスラム・レストラン」の違いはというと…、強いて言えば“豚肉料理が無い”事ぐらいだろうか。
 ここで食べた料理はタイ北部の郷土料理「鶏肉入りカオ・ソーイ」と地元で採れた「きのこの炒め物」。
街中にあった「イスラム料理店・サーリーマー」 タイ北部の地方料理
カオソーイ
 さすが開発途中の田舎である。 街に並ぶ「店」といえば“料理店”、“お茶販売店”と“昔ながらの雑貨店”ぐらいしかない。 銀行のATMは街に一台しかなく、しかも街中からはだいぶ離れた不便な所にある。 
 しかし、つい数年前(昨年?)にはあのセブンイレブンがオープンした。 メーサロンの田舎臭い街風景には全く似つかわしくない建物で、街で一番目立っているようにも感じる。 道路沿いに建っている看板や扉の取っ手部には開店時間がお決まりの『24時間』と書いてあるが、よーく扉の部分を見ると『オープンAM7時〜PM11時』とも書いてある。 もちろん、正解は後者。
メーサロンに唯一ある、セブンイレブン
営業時間が…
こちらは、
普通にある雑貨屋さん
 メーサロンの市場には、街に住む人々だけではなく、近隣の山中で生活している山岳民族の人々も収穫した野菜や果実などを持って出店しに来ている。
 バイクに乗ってやってくるアカ族もいれば、重そうなかごを小さな体で担ぎ、厳しい山間部を何キロも歩いてやってきたような、たくましい部族の人々もいた。 陳列されていた物は、やはり気候の違いか、バンコクで目にするものとは異なり、名前も知らない野菜類や食料が並んでいるのを目にした。
市場にて その1 市場にて その2
アカ族の商売人
市場にて その3
 この旅も、これで終了。
メーサロンから国道一号線まで、再び来た山道を逆に走り、帰途につくことに。
 国道1号線上ではチェンラーイ市行きのバスを「サーラ」ーと呼ばれるバス停(注・本来は休憩所)で待つこと30分…。 相変わらずバスの時刻表が無いので、一抹の不安がよぎりかけた頃、やっと一台のバスが来てくれた。
 そして1時間後、チェンラーイ市バスターミナルからチェンマイまで再び3時間のバス旅行。 チェンマイからバンコクへは… 深夜高速バスとも思ったが、この時点で移動のバスに揺られすぎて疲労が出てきたので、急遽空港へ針路変更。 バンコク行きの格安航空券を買い(1,600バーツ)、一気にバンコクへ戻ってきた。 やはりタイ国内旅行をするときは、できる限り飛行機を利用した方が良いとシミジミ思った。 (終)
市場にて その4 サーラー バスの中

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