Let's cook Thailand
   タイ北部へ… 旅行記&食事集 その1

'06年2月19日〜2月24日に旅行したタイ北部の写真です
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1日目 昼・バンコク〜メーホーソン
  今回の最初の目的地『メーホーソン』はタイ最北西に位置している県で、チェンマイ県と隣接している。飛行機でバンコク→チェンマイ→メーホーソンと飛べば最短時間(乗り継ぎ込で約3時間以内)で移動出来るが、折角なので今回はバスでバンコクから直行で行くことにした。(距離924km バス賃・718バーツ)
 バンコクのモーチットバスターミナルより、メーホーソンへの直行バスは私が確認できただけで1日2本(1等バス)のみ。PM15:00発と18:00発で共に所要時間は15時間の長旅である。私は15:00発のバスに乗り込み、翌朝6:00までをバスの座席で過ごすことに。…疲れた

 …バスはバンコクから真っ直ぐ北へ伸びる国道1号線を、ひたすら北上して行った。そして名前も知らない街での休憩&食事。
 18:30の日没後、窓から見える景色は漆黒の闇となった。 国道1号といえど常夜灯は所々にしか無い。
 カーンペンペット県内を走行中、唯一の灯りであった車内の薄暗い橙色の灯りと、つまらないコメディーが延々と流れていたテレビが消され、何もすることが無くなってしまった。 座席の上にある読書灯に手を伸ばすも、電球が切れているのか全く点かない。 この時初めて、つまらなかったコメディーの重要さを認識。こうなったら、もう寝るしかない…。まだ20:00である。早ッ。
  21:00、周りのタイ人はほぼ皆グッスリ眠っている。よく寝られるなぁ〜…。 
 時折、乗客の携帯の着信音が闇中の車内に鳴り響く。そして周りに全く遠慮することの無い通話声。かなりウルサイ。 付近で寝ていた人も、その着信音と甲高い声で相当数起こされているはずなのに、誰も文句を言っている気配が無い。 あまり余計な波風は立たせたくないという一般タイ人の習性か。
 気が付けば私も寝ていた。 時折、降車する人の為に車内に灯りが点く。AM1:30、2:00、3:30、4:00…。 バスの激しい振動とエンジン音、そして、度重なる点灯。熟睡しようがない。
メーホーソンのバスターミナルに着いたのはほぼ予定通りのAM5:50であった。 早朝から相当に疲れているのは気のせいではない…
路線バス 日没まではずーっとビデオ上映(主に映画かコメデイ)。
正直、かなりうるさい。
途中休憩で寄った
ドライブイン。ここで夕飯。
カオゲーン (ぶっかけメシ) バスチケットの半券が
食事券になる


 2日目 朝・メーホーソン
 メーホーソンの街の西側にある、コーンムー山(ドイ・コン・ムー)に登ると、頂にある寺「ワット・プラタート・ドイ・コン・ムー」の境内より、街全体を見渡すことが出来る。

 朝6:00 早朝、ここからの渓谷の眺めは大変に素晴らしい。 「まるで、天国のようだ…」と言った西洋人がいると手元にあるガイドブックに書いてあったが、正に的を得ている表現である。 そんな感動を覚える位の眺望であった。
“夜明けが近づくと奥深い山々から、まるで命を持ったかのような朝霧が徐々に街へと降りて来た…”

 朝日が山々から覗いたAM7:00、街は一面真っ白な布がかけられた、そんな感じであった。この朝霧が出る時期は年末から3月ぐらいまでの“寒い時期”だけだそうだ。

 南国タイといえど、この時期の北部山岳地帯の朝は寒い。 最低気温は5℃前後まで下がることもある。
 私も決してバンコクでは着用することのない長袖の防寒着を持って行ったが、それでも寒さを強く感じるくらいであった。吐く息が白かった。
夜明け と 朝霧
ワット プラタート ドイコンムー

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