Let's cook Thailand

アロイ!! タイ料理
2005年12月 トップへ戻る
 イサーン屋台は、クロックとサークと呼ばれる「杵」と「臼」が店頭にあるのが目印。このクロックとサークで作られるのが「ソムタム」である。
ただ「ソムタム」と言えど、これには幾つか種類があり、「ソムタムちょうだい」と注文しても、「何のソムタムが欲しいの?」と聞き返されてしまう。
 ←左写真の店の看板には、一応のメニュー表があり、タイ人はこれを見て注文をしている。
上に書いてあるのは、「ヤム(サラダ)」メニュー、下に書いてあるのが「ソムタム」メニュー。
「ソムタム」は干し海老とナッツの入った「ソムタム・タイ」から、蟹入りの「ソムタム・プー」、焼豚入りの「ソムタム・ムーヤーン」など種類も豊富。
まず日本人がタイでソムタムを食べるのであれば、一般的な「ソムタム・タイ」を注文した方が良い。 また、お腹に自身のある人でも「ソムタム・プー(蟹)」は相当な確立で日本人は“当たる”ので避けたほうが無難かと…  (12月25日)
イサーン屋台
「カリー・パップ」というお菓子がある。
バンコクから北に車で1〜2時間位のところにあるサラブリー県の銘菓で、カレー粉で風味をつけた具をパイ生地で包み、油で揚げたお菓子。

この「カリー・パップ」は直径が約5cm位。 
で… ←左で紹介している「パン・スィップ」は直径2cm位の『ミニ・カリーパップ』である。
タイ人の知人より頂いたが、その方によると、これは‘カリー・パップ’ではなくて、‘パン・スィップ’なのだそうである。
なぜ名前が違うのかは、そのタイ人も不明との事。
なぜでしょう。マイペンライ。(12月22日)
パン・スィップ
(カレーのパイ饅頭)
今回の晩餐は、非常に解説が難しい2品…
なぜなら、、、『私が食べられない料理』なので…。 晩餐の趣旨から外れてます。スイマセン。
「タップ・ワーン」は豚レバーに火を通しながら、野菜と香草とあわせた料理。「タップ」が“肝臓”で「ワーン」は“甘い”という意味のタイ語。 直訳で「甘い肝臓」という名の料理であるが、実際に甘いかどうかは… ハイ、分かりません。
次、「ヤム・ホイクレーング」。
「ヤム」は“和える”、「ホーイ」は“貝”、「ホーイ・クレーング」で“赤貝”と意味である。タイの赤貝は、粒が小さいのが特徴で、タイ人は単純にボイルした後、殻をはずし、写真のように「ヤム」にして食べたりしている。 タイは未だに生鮮物の流通の際、「冷蔵輸送」ということ平気でしない事が多々あるので、この赤貝、調理の段階で既に腐っている事がよくある。 過去に私はこの赤貝を3度食べたことがあるが、なんと3戦全敗。 毎回トイレと友達になってしまっている。 恐らく後にも先にも2度とタイの赤貝は食べないと思う。 今回も勿論パス。
 タイは熱帯に位置しているので、生鮮品は非常に足がはやい(腐りやすい)。特に奥地や地方では魚や肉、卵などの生鮮品(特に魚介類)が生鮮でなくなってしまいやすいので、タイ料理は唐辛子や匂い消しの香草が沢山使われている料理が多く考えられたのではないだろうか。
生卵をご飯にかけて食べる日本人をタイ人は奇妙な目で見ている。(12月21日)
タップ ワーン
(レバーの炒め物)
ヤム ホーイ
クレーング

(タイ産赤貝のサラダ)


 約4年前、タイに来てすぐの頃、突然、無性に「ポカリスェット」が飲みたくなり買った事があった。 当時はごく一部の巨大スーパーぐらいでしか、ポカリは売られておらず、しかも表記は英語と『ハングル文字』であったのを鮮明に覚えている。(つまり韓国向けの製品の流し品)。 
 そして昨年、某コンビニのドリンクーナーにタイ文字で表記されているポカリを発見。「いよいよタイでも生産開始か!?」とも思ったが、よく見るとプルタブの所には『輸入関税』を支払った時に貼られるシールが… 
通常このシールを見かけるのは、輸入された酒・ワイン等のアルコール類に対して。
輸入関税支払い済みであるという事の証明シールなのであるが、このポカりにまで貼られているとは、???
 不思議に思い、缶の横にある製造元を見てみると、「INDONESIA」の文字があった。
なるほど、舶来品のポカリであった。 それにしても、この関税シール、プルタブの所に張るとは、なんとも不衛生的である。
まぁ、タイ人は直接口をつけずストローで飲むので関係ないのかもしれないが…
下はタイ文字で
ポーカーリー
サウェー
(ト)
と、書いてある
プルタブには
「あの」シールが…
小売価格 1缶26〜35バーツ(≒80円〜100円)
パラゴンのGrand Floorにテナント入居しているレストラン一覧。

 9日にソフトオープンした、複合商業施設の「サイアム・パラゴン」へ行って来た。

 オープン初日から大変な数の人々で賑わっており、私が行った時も、どこもかしこも人だらけ。 エンポリアムデパートを手がける「ザ・モール社」が手がけただけあって、雰囲気もどこと無くエンポリアムに近いものとなっている。

 テナントで入っているレストランに入って食事をすると、大衆にとっては結構な金額になってしまうので、一般タイ人はフードコート(FoodHall)で食事を済ます人がとてつもなく多い。(←左の写真を撮ったもの食事時ではないPM3:00頃だったのだが、座るところが全く無い状況)。

 スーパーマーケットも巨大な売り場面積を持っており、日本食だけを扱っているコーナー(日系の卸業者が運営)もある。
野菜などは量り売りで、欧米方式に近い。店内アナウンスは、タイ語・英語に続いて日本語でも流れていた。

 デリコーナーを覗くと、タイ・日本・西洋・中華・菓子とジャンル、形態も様々揃っていた。 
←写真にあるのは、イスラム菓子のロティを専門に販売している店。 路上屋台以外でこの店を発見したのは初めて。

 オープンしたとはいえ、まだまだ完成していない店舗も多く、これからという感じだが、充分に期待して良い商業施設だと思う。 


↑何故か大量に
陳列されているユンケル
 スクムビット通りにある、高級ショッピングデパート・エンポリアムの5階が大幅に改装された。
元々、スーパーやフードコート等の食品類を扱う店舗が多い「5階」であるが、この度の改装で、以前の雰囲気を一新。‘高級感’を前面に出した造りとなっていた。 
 ただ… 私が感じるに、‘高級’っぽくなった所は一部で、やはり「タイらしい」店舗が多い気がしなくも…。  このフロアには、以前より引き続きあるクーポン式のフードコートとは別に、「バーコード・カード式」の「Food Hall」も登場していた。 セントラルデパート(チットロム)の最上階にあるフードロフトと同形態で、入口でパーコード付のカードを引き取り、それ一枚で食事の会計をし、出口でカードを提示して支払いをする、というもの。
入居している飲食店は総じてそこそこの店が入ってはいたものの、セントラルのフードロフトに比べて、いまいちこのフードホール自体の雰囲気が“パッ”としていないのにはちょっと残念。 どこの店も価格が結構高めに設定されていたので、私は中華店で「小龍包」だけを食べただけで外に出た。(12月10日)
フードホール内 小龍包
 何でこんな物が、食卓に並ぶのだろう?? と不思議になるが、イサーンの人々は、「アヒルの口ばしだけ」も焼いて普通に食べる。 確かに、くちばしの周りには、若干の‘肉’が残ってはいるが、殆ど「骨」で非常に食べづらい。
どうやって食べるかというと… 口ばしの所を手に持ってしゃぶりつく、のみ。  まぁ、決してまずくは無いが,,,,,,
 口ばしも食べるのだから、勿論「舌」もよく食べる。 日本人が「タン」といえば、「牛タン」だが、イサーン人にとっては「豚タン」を指すことが多い。但し、たまに「家鴨タン」もあるようだが。  豚タンは牛タンと似たような食感で、結構イケる。 
 そういえば、私が働いている日本料理店に来る「超金持ちタイ人」の中にも、結構「タン塩」好きが多い。 「わかめ中華和え」と「本鮪トロ&サーモンの刺身」と「タラバガニ」と「タン塩」がとっても大好きな富裕層タイ人。 この人たちの嗜好がたまに分からなくなる…。 (12月7日)
パーク ペット
(アヒルの口ばし)
リン ムー ヤーン
(豚肉の舌)
イサーン屋台より… 魚料理を2品。
タイは山岳部の北部・東北部(イサーン)から、海に囲まれている南部まで、南北にとても長い国である。
交通手段の発達していなかった昔、海のない北部・東北部ではなかなか海の魚を食すことが出来ないので、どうしても川魚料理が多く考えられてきた。
しかし、「川魚」といえば… やはり気になるのは特有のその‘臭い’。 その対策の一つとしてタイでは魚の腹部分に香草を詰めて焼き、辛味の非常にきついタレで食べられることがある。
右写真の雷魚はタイの代表的な川魚。 口から腹まで香草を詰めたまま、塩焼きにされてある。
ちなみに、“パオ”というタイ語は「炭の直火で炙り焼く」という意味合いのある言葉。
左写真のプラーカポンは海魚であるが、やはり、腹の部分にタクライ(レモングラス)が大量につめて焼いてあり、身にその香りが移っていてシンプルな美味しさ。 (12月3日)
プラーカポン パオ
(スズキの塩焼き)
プラーチョン パオ
(雷魚の塩焼き)
 とうとう、食べてしまった…。
屋台に並んでいる「食材」
(左) ジンリー  (こおろぎ)
(右) ロットファイドゥアン(幼虫)

 街中の屋台ではよく見かけていたものの、今まで決して手を出してこなかった「虫系」。
イサーン出身の連中と夜食を共にしていたら、酔った勢いで思わず口に…(でもバッタ一匹だけ)

 イサーン人曰く「栄養価も高いし、ビールのアテには最高だよ! 日本人が枝豆、銀杏をアテにするのと一緒!!」。 
 …一緒か!? と思いつつもバリバリとバッタを食べた。 そういえば、日本の一地域でもバッタは食べられている事を思えば、なんて事はないのであるが…。 
 肝心のお味の方は、カラッと揚がっていてちょっとしたスナック菓子のような感じで、まぁ悪くはない。(でも、もう手は伸びなかった)
 イサーンの貧困地域では今も昔も魚や肉と共に、この虫が重要なタンパク源になっているという話である。(12月1日)
タッカテーン
(バッタ)


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