Let's  cook  Thailand

アロイ!! タイ料理
2005年2月
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写真ないです… 「サイ・クロング」、「サイ・トゥング」というタイ語がある。
どちらも、タイ人がよく使う言葉で、英訳すればTake away、日本語訳では『お持ち帰り』という意味である。
タイ人はよく、外で注文した料理を家に持って帰る。屋台だけに限らず、街場の食堂から高級レストランまで、所かまわず料理を家に持って帰っている。
「サイ」は入れる、「クロング」は箱、「トゥング」は袋というタイ語である。
皆で食卓を囲むとき、タイ人は必要以上に料理を用意することが多い。 
見栄なのか、自己的な気分なのかは分からないが、目一杯料理を用意して、食べられなければ自宅に持って帰り、翌日にでも食べる。 そんなことが日常的に繰り返されている。
タイは熱帯なので食材は腐りやすい。しかし冷蔵庫も無かった時代から発展してきたタイ料理は『保存食』的な料理が明らかに多い。 ナムプリックやケップムー(豚皮センベイ)、ソムタム、ゲーン、ガイヤーンなど等がその一例であろうか。 
潜在的に一度作った料理は数回連続して食卓に並ぶのがタイの日常食スタイルでもある。なので食卓に上る料理の品数も必然的に多いのである。
タイ屋台は基本的に専門店である。そして屋台街は専門店街である。
専門店であるので、取り扱っている商品は多くとも5品以内。〔但し、注文式・屋台を除く〕
例えば、写真にあるマンゴーだけが並んでいる屋台では、売っているのは「マムアン・シュク(完熟生マンゴー)」と「カオニィアオ・マムアン(もち米とマンゴーのデザート)」の二品だけ。 それでもタイ人の屋台経営者は生活が成り立っているから凄い。(とは言っても決して豊かな生活ではないのが実情だが…)

屋台街=「専門店街」に行くと、その街全体が一つの巨大店舗のようになっていて、どこの屋台の店員に何を注文をしても、その料理の専門屋台へ料理を注文して持って来てくれる。
また、会計のときも一括会計で、後ほど各々の屋台どうしで金銭の差し引き分配をしているようである。(これがまた適当に見えなくも無いが…)
屋台街は確立された一種のコミュニティー集合体である。
ちょっと屋台の椅子に腰掛けて、料理を注文したら、店舗間の様子を覗いてみると、これまた面白い。(2月27日)
マンゴーだけが並んでいる屋台
タイで先日新発売されたお菓子。 日本で売られている、ベビースターラーメンの、正にタイ版。

販売元は、タイのカップラーメン最大手の“マーマー社”である。
パッケージもどこと無く日本を意識した感じがしなくも無い。
昨今の流行である〔日本もの〕の影響であろうか…? 
(2月23日)
タイ版 ベビースターラーメン
左写真は、マムアン(マンゴー)である。まだ未熟で青いが、甘みが無い分、酸味が強い。これはこれで美味しく食べられるマンゴーである。
右の写真が、下に料理の名前を書いた“ナム・プリック”である。 
ナム・プリックとは、ひと言で言うとタイ料理でよく使われる調味料ソースのようなもので、今回紹介したこの「ナム・プリック」は甘く作られている。「ワーン」とはタイ語で甘いの意味である。

いつも私に色々なタイ料理を紹介してくださるタイ人のモンチャリーさんより頂戴したのであるが、このナムプリックはお母様の手作り品。作り方を聞いたところ、乾燥海老と玉ねぎ、ナンプラーと椰子砂糖、そして唐辛子をまとめて煮た物だそうだ。

口に含むと、まさに海老の香りと、玉ねぎの香味、椰子砂糖の甘み、そしてナンプラーの塩味と唐辛子の辛味が絶妙に舌に広がって、いかにもタイ家庭の味という感じの料理である。
モンチャーリーさん曰く、この微妙に甘いナムプリックを酸っぱいマンゴーにつけて食べると非常に美味しいとの事。
どれどれと、早速試してみると…、なるほど。ン〜なるほど… 思わず唸ってしまうタイの家庭料理であった。 
余談だが… このナムプリック、私の両親の田舎(岩手県)で食べる佃煮にもどこと無く似ている…。(2月21日)
ナム プリック
プラー ワーン
マップラオ
(ココナッツ)
ココナッツの実を
削る道具
椰子砂糖 ココナッツの残った皮

東南アジアでは各地でココナッツ栽培が非常に盛んである。

代表的なココナッツミルクの他、椰子砂糖やココナッツジュースなども食品として販売されているのは既存の通り。

ココナッツの利用価値は高く、食材として扱われた後のココナッツは残った皮をベッドの敷材として利用したり、樹木も硬いので、削って食器や小物入れにといった具合に加工されている。
タイ雑貨の店に行くと、それらの小物をよく見かけることが出来る。(2月18日)
タイでは普通のフルーツなのに、日本では超高級なフルーツ「マンゴスチン」。日本への輸入が解禁になったとはいえ、個人での輸入は未だに規制が厳しいのが現実で空港で没収されているという話もちらほら。日本へのお土産に…とは思ってもなかなか簡単ではない。

ラチャダムリ通りにあるフォーシーズンズホテル内で、この商品が売っていたのを知人が買ってきた。 マンゴスチンの正真正銘の実をドライにしてある。
一袋250バーツと決して安くは無いが、なかなかお洒落。 
肝心の味のほうは、実際のマンゴスチンの実と比較すると違和感を感じざるを得ないが、まぁ、そこそこであった。 (2月12日)
マンクット ヘン
(ドライ マンゴスチン)
タイの屋台において、珍しいタイ料理も普通のタイ料理も、当然ながら区別は無いが、もし区別したとしたら「普通のタイ料理」に属するであろう“パッガパオ(バジル炒め)”。
カイダーオ(目玉焼き)ドゥアイ(一緒に!!)で注文して出てきた料理が左写真である。写真中の右下に写っているのは、プラスチックケースに入った唐辛子入りナンプラー(プリック・ナンプラー)。 
特に何も指示せずに注文をすると、容赦なく辛く作ってくれる。屋台で是非一度はチャレンジしてみたほうが良い料理である。 (2月10日)
パッ ガパオ ムー
(豚肉のバジル炒め)
近所の屋台と犬

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